祖父の死から3年・・・
こんにちは、船ヶ山です。
今から3年前に祖父は、
この世を去りました。
ただ、
それから僕は、しばらくの間、
祖父のいない田舎にいくことが
できませんでした。
その理由は、
祖父がこの世を去ったのを
認めたくなかったからです。
もちろん頭では分かっている
つもりです。
しかし、
心がついていかないのです。
例えば、1つの例を挙げると、
狭い食卓テーブルの一番奥が
祖父の特等席でした。
しかし子供達を連れ、田舎に行くと
その狭い食卓テーブルはより狭くなり
祖父のスペースはなくなりました。
が、
それでも祖父は嬉しそうに
その狭いスペースに大きな体を
カニさん歩きをしながら何とか
押し込め入っていました。
しかし、
祖父の他界後、テーブルは壁に
直付けされ、祖父が座っていた
狭いスペースはもうありません。
もうそのスペースには誰も座る
人がいないのを示すかのように。
それからの僕は、
この席がなくなったのを見るのが
辛くて、しばらく田舎には行くこと
ができませんでした。
何だか祖父を死を認めてしまう
自分が嫌だったのです。
ただ、
3年が経ち、1つの不安を感じる
ようになりました。
それは、
過去を思うばかりに現実を見失ったら
近い将来、後悔すると感じたのです。
なぜなら、
祖母は、今もなお生きています。
ただ、
その祖母との一緒に入れる限られた
時間会えなくなってから後悔しても
遅いと感じるようになったのです。
それからです。
祖父がいない家にまた行けるように
なったのは。
このように多くの人は、今ではなく
過去に影響を受け、生きています。
しかし、
それが愚かなことだと気づくのは
「今の幸せを失ったとき」です。
人は、簡単に手に入るものを軽視し
手に入らないものに価値をおきますが、
本当に大切なものは今、目の前にあり
手にすることができます。
あとは、あなたがその事実に気づき
過去より今を大切にできるかという
ことです。
もちろん、
あなた自身、そんなこと言われなくても
分かっていると思いますが、
今を失ってから後悔しても間に合いません。
そして、
過去に縛られている間は、前に進む
ことはできません。
だから、
過去を完全に手放すということは
できくなくても、
その何分であっても今に目を向ける
ことで、未来は変わっていきます。
人は、習慣の生き物です。
過去が習慣になっている間は、
今を変えることはできませんので、
未来を変えたい現状から脱したいと
いうのであれば習慣を変えてください。
その小さな一歩があなたの未来を変え
過去の呪縛を解放してくれます。