社名&ロゴを舐めた悲劇
こんにちは、船ヶ山です。
あなたは「トーン&マナー」という
言葉をご存知ですか?
これは、広告業界の用語で
簡単に説明すると、
「統一感を意識する」
ということです。
ただ、このようなことは意外にも
軽視する人が多く見過ごされがち
ではあるのですが、
これは、他人が遠慮し言わないだけで
マイナスに働いているケースがかなり
あるということです。
その証拠に、
先日もこんなことがありました。
それは僕のクライアントさんから
名刺についてのアドバイスをして
欲しいと言われたときのことです。
しかし、その名刺をパッと見る限り
「田舎の古びたスナック?」
と誤解するような名刺だったのです。
もちろん、この方がスナックを経営
しているのであれば、別に問題ない
わけですが、
実際、行なっているビジネスは、
美容関連のエステだったのです。
これでは名刺の役目を果たしていない
どころかマイナスに作用してしまって
います。
そこで、
この方には、いくつかの修正点を申し伝え
名刺をリニューアルしてもらいました。
ただ、おかしいと思いませんか?
そもそもなぜ、美容関連のエステと
田舎の古びたスナックを間違えたのか?
というと、
それは社名で使っているフォントと
色合いが、田舎の古びたスナックを
連想させてしまっていたからです。
これは気づけるようで、自分ごとだと
なかなか分からないことです。
ただ、
今回のようなことは、他人は思っていた
としてもなかなか遠慮して言えません。
だから、誤解を与えたままビジネスを
進めることになるわけですが、
何を名乗るのか?
そして、
相手からどう思われているのか?
これは非常に大切で、ビジネスに
大きな影響を与えかねません。
その証拠に、
このことを別のクライアントさんに
話したところ
その方も同じような経験があると
言いました。
この方は、治療家にも拘らず
近所の人からは、葬儀屋だと
思われていたというのです。
これでは、お客さんが来なくても
仕方ありません。
これも先ほどのエステの方と同じで
笑い話のようにも見えますが、
本人からしたら死活問題となるわけです。
だから、
名刺を渡す場合は、相手がどう感じるのか
ということを意識しつつ作ることが大切に
なってきます。
ただ、これは名刺だけに限ったことではなく
チラシやホームページも同じですので
自分の分身となるものには最新の注意と
気遣いを行うようにしてください。
なぜなら、
販促物というものは、拡散力がある分
プラスに作用すれば効果的ですが、
マイナスに作用した場合、思わぬ損失を
引き寄せる可能性もありますので注意が
必要です。