消えたテレビ電話
こんにちは、船ヶ山です。
今から、30年ほど前にテレビ電話が
世にリリースされました。
この当時は、CMをガンガン流し
至る所でキャンペーンが行われました。
当然、商品もよく当時の感覚でいえば
ドラえもんの世界です。
が、しかし・・・
1年持たずして消えました。
なぜなら、
いい商品だから売れるということはなく
日本の大手企業であっても市場を生み出す
ことはできなかったのです。
しかし、今は違います。
テレビ電話といえば、スカイプ、LINE、
チャットワークなどが普及し
顔を見て話すのはごく普通になりつつ
あります。
では、30年前には普及しなかったものが
今では当たり前になりつつあるのか?
それは、「市場の存在」です。
ようは、
市場とは、「競合他社×お客様の数」です。
しかし、
30年前は、競合他社はなく1社で市場の
確立を目論んだのです。
これでは、
認知と信頼を得るためには膨大な広告費が
かかります。
しかも、
当時は、今のようにネット回線などはなく
専用回線を引くためのインフラ整備にも
膨大な予算を割かなくてはいけません。
これでは、いくら大手企業であっても
たまたものではありません。
だから、
ここで我々が学ばなくてはいけないのは、
「誰もやっていないこと=市場がない」
ということを再認識しなければいけません。
そして、
「まだ、日本では誰もやっていない」と
いう甘い儲け話には、
我々のような中小企業、零細企業、
そして個人は、手を出さないことです。
なぜなら、
そんな美味しい話がくるはずないからです。
儲け話とは、持ってきた本人が儲かる話
であって、持ってこられた方が儲かると
いうことはありません。
だから、
「これからブームがくる」というような
夢物語に心奪われるのではなく
目の前の確実なキャッシュに目を向ける
ことです。
一番の儲け話は、外からやってくるの
ではなく、すでにあなたの過去の経験の
中に存在しています。
あとは、それをどう現金化するかだけです。