日本が衰退した理由
こんにちは、船ヶ山です。
近年、日本はデフレが続き
諸外国の中でも貧しい国に
入りつつあります。
その証拠に、
日本人の平均年収は
3万8617ドルなのに対し
・米国は、6万5836ドル
・ドイツは、5万3638ドル
・韓国は、4万2285ドル
というような状況が起きています。
これでは、日本復活どころの
話ではなく
かつて、貧乏と言われた国に
どんどん抜かれてしまいます。
これは、平均年収を抜いた
韓国だけに限らず
世界的に見ても、勢いある
中国などを含め考えると
勢いのあるフィリピンや
マレーシアに追い抜かれるのは
時間の問題かもしれません。
このように言うと、
未だ昔に生きている人は
「フィリピンは出稼ぎの国
追い抜けるはずないでしょ」
なんてことを言うかもしれません。
が、
時間が止まっているのは日本だけで
世界は物凄い勢いで変化しています。
ほぼ毎日のように古い地域は壊され
高層ビルが次々と立つ勢いです。
これでは、あぐらをかいた日本が
世界に追いつくはずもありません。
とは言え、
なぜ、世界経済大国になった
勤勉家でもある日本人が
ここまで落ちぶれてしまったのか?
それは、
産業を無視し、過去に生き続けた
ことが要因です。
産業を知らない人のために簡単に
これまでの流れをお伝えすると、
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第一次産業:農業、漁業
第二次産業:製造業、建築業
第三次産業:サービス業、金融業
第四次産業:通信、医療、教育
第五次産業:バイオテクノロジー
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という流れで進んでいいます。
が、
日本が経済大国になったのは、
「第二次産業」だということです。
世界中に日本車が溢れかえり
家電は日本製をステータスとする
そんな時代です。
あれから30年が経ちましたが
今や日本製品を買う需要は下降し
どの家庭も中国製品が
スタンダードになっています。
特に、白物家電と呼ばれる
洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどは
世界シェア1位を
中国が取っているので
日本が上位ランキングに入る
こともなくなりました。
ここまでくると、
ライバル視すらされません。
イメージするなら
オリンピックの昔の映像が
たまに流れていますが、
当時の金メダルの演技ですら
今の高校生には敵いません。
それほど、この30年で
時代は変わり、大きな差を
つけられてしまいました。
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オリンピック金メダル:中国
市大会で頑張る高校生:日本
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これだけ見ると、
「お前は、中国派か?」
と思われるかもしれませんが、
その考えを持つ時点で化石です。
誰がどう見ても今の日本など
中国の足元にも及びませんし
きゃんきゃん吠える弱い犬です。
そんなこと言っても仕方ないので
これから日本が、どのように
世界に対し挑戦していくのか?
というと、
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産業革命を起こし、ステージを
上げていくしかありません。
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第二次産業は、中国、韓国に
すでに席を奪われました。
そこで戦ったところで勝てる
はずありません。
そうではなくライバルが少ない
場所に先行していき、席を確保
することが大切です。
今から何かを始めるというので
あれば、どう考えても
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第四次産業:通信、医療、教育
第五次産業:バイオテクノロジー
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第四次産業以上のものを狙う
必要があります。
ただ、忘れてはいけないのは
当然のことながら中国や韓国も
物凄い勢いで第四次産業に参入し
世界の席を取りに行っていますので
本気で挑めないなら手を出さない
ことです。
なぜなら、
ビジネスは、後出しジャンケン
した人が、必ず勝利します。
今回、世界の発注を中国に
奪われたように
あとになればなるほど
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ライバルの粗を防いだ状態で
勝負することができるからです。
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だからといって、
遅すぎると、入る余地すら
なくなりますので
参入するタイミングを見計らい
自分の席を確保するようにして
ください。
ビジネスは、同じ商品を扱っても
参入するタイミングで売り上げは
大きく変わってしまいます。
それは、今回の中国を見て
痛いほど分かったはずです。