プラザ合意
こんにちは、船ヶ山です。
プラザ合意とは、先進5か国 (G5)
蔵相・中央銀行総裁会議により
「為替レート安定化」
に関する合意の通称で
1985年9月22日に発表されました。
それにより、これまでの
「円相場」
に対する扱いは大きく変わり
330円→100円
となりました。
簡単に説明すると、
これまで、330円出さないと
ジュース1本買えなかったものが
今では、100円前後で買う
ことができるようになった
ということです。
当然そうなれば、海外旅行にも
行きやすいですし、現地での
お買い物も楽々行えます。
このように考えると、
プラザ合意は最高となる
わけですが、
円高になって困る人たちもいます。
それは、
「輸出を行う製造業」
の人たちです。
簡単に説明すると、
・輸出とは、海外に製品を出荷する
・輸入とは、海外から製品を仕入れる
という意味合いになるので、
買うときは、お得を感じるものでも
売るときは、損することになります。
これは日本に大きな打撃を与えます。
というのも、
日本は製造業で世界大国と
なった国なので、
プラザ合意を施行されると
経済は大きく傾き大打撃を
受けてしまいます。
それが「バブルの崩壊」です。
このように、相場というのは、
経済にまで大きな影響を与える
わけですが、
販売者(製造業)と消費者との
バランスを考えれば、
ジュース1本100円前後
というのは、
世界基準にようやくのった
と言えるのかもしれません。
とは言え、
日本が完全に世界と繋がれたのか?
といえばそんなことはありません。
これまで、金(ゴールド)を
買ったことがある人であれば、
「確かにそうなんだよ」
というかもしれませんが、
金は、日本円で買うことは
できません。
一度、米ドルに換金し
そこから金を買う流れに
なります。
その為、金が上がっても
ドルが下がっていたら
(円高)儲かりませんし
相場によっては、損する
なんてこともありえます。
こういったことは、
海外事情を見ていたり
これまでに、金を買った
経験ある人は
「そんなの知ってるよ」
というかもしれませんが、
知った気になるほど怖い
ものはなく
やってみて始めて分かる
世界というものがあります。
その一例が、
今回の金なわけですが、
ドルの相場を知らずに
金の価格だけを見ても
意味ありませんので、
しっかり儲けに繋げたいと
いうのであれば、
全体の流れを勉強し
まずは、小さくとも
実際に買ってみることが
大切です。