体を張っての親孝行(REMSLILA:船ヶ山哲)

 
こんにちは、船ヶ山です。
 
おじさんが廃人となりました。
 
それは、
 
僕の祖父が死んで間もなくのことです。
 
それまで僕のおじさんは、
大手コンサル会社に10年勤務後独立。
 
その後も15年は順風満帆に
業務をこなしてきました。
 
しかし、
 
祖父の死を境に仕事を辞め
自らの家族をおいて実家に
引き込んでしまったのです。
 
はじめのうちは、テレビを見たり
ご飯を食べたり、お酒を飲んだり
自由気ままにやっていたのですが、
 
数ヶ月もしないうちに飲んだ
くれては寝たきり生活です。
 
すると人間どうなるのかというと、
 
・ご飯を食べないので胃が食を受けない
・お風呂にも入らず一日寝たきり生活
・毎朝の日課は近所の酒屋に行くこと
・足腰が衰え歩くことさえままならい
・蹴つまずき倒れることもしばしば
 
といった具合です。
 
僕もおばあちゃんの家には数ヶ月
単位で行くようにはしていたので、
 
おじさんの人生転落劇を日を
追うごとに見てきました。
 
そんな中、
 
おばあちゃんは、僕に会う度に
このようなことを言ってました。
 
「なんでこんな風になったんだろうね。
 家族をほったらかして仕事もしないで」
 
普通に考えたらこれまで現役で
頑張ってきた大の大人が朝から
飲んだくれては寝たきりになる
生活など想像できません。
 
ましては、
 
60歳にもなって90歳近くの
お母さん(僕のおばあちゃん)の
ご厄介になるわけですから。
 
普通ではありません。
 
しかも自分の家族は、放置し
生活費すら入れない生活です。
 
これでは家族はたまったもの
ではありません。
 
ただ、僕はこの光景を見て
おばあちゃんに言いました。
 
「おじさんがいなくなったら
 きっとおばあちゃんボケるよ。
 
 だから、おじさんは身をもって
 今、親孝行してるんじゃない」
 
すると、
 
おばあちゃんはこう言いました。
 
「そんなことないわよ。
 私は色々やって忙しんだから」
 
ただ、その顔は嬉しそうにボケる
気配なく大声で笑ってました。
 
その間、2年。
 
結局、おじさんはその後、施設に入り
おばあちゃんを広い家に1人残し一言
お礼を言って出て行ったと言います。
 
ただ、
 
この2年で、おじさんがやって
のけた偉業はというと、
 
自分が厄介者になることで
おじいちゃんが死んで寂しいという
空気を完全に払拭してくれた
 
ということです。
 
もちろん、おじさんがそれを意図的に
行ったかどうかは分かりませんが、
 
その姿を見て、心の底から「凄いな」
と思うと同時に涙が溢れてきました。
 
なぜなら、
 
おじさんがいなくなったあとの部屋は
非常に広くおじいちゃんが死んでいなく
なった時と同じだったからです。
 

 

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