幸せは給料の額ではない
こんにちは、船ヶ山です。
発展途上国は3万円の給料にも拘らず、
「不幸なのか?」
というと、そんなことはなく
むしろ幸せを感じている人が多いのは・・・
少しづつであれ、増えていく環境に
身を置いているからです。
これは、かつての日本もそうでしたが
経済が発展し続けているときは、
会社や人生に対して不平不満を
言っている人は少なく
バブル以降、経済が下降し始めて
不幸せを感じる人が増えたという
ことです。
また、年金に関しても同じです。
ひと昔前までは、年金を使っても
残りを貯金することができました。
その金額は、大きなものでは
なかったかもしれませんが、
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使っても増えていく安心感は
国民の心を支えてくれます。
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このことから見ても分かるように
「本当の幸せ」
というのは、稼いでいる額ではなく
増え続ける安心感が、幸福を与えて
くれるということです。
だから、多くの会社では、
給料が一気に増えるということはなく
徐々に増えていくのは、一気に上がった
給料は不幸を引き寄せることを社長は
知っているからです。
例えば、
今年、給料が10万円上がったとします。
その場合、来年も10万円上がらないと
一生懸命やっても、評価されなかったと
錯覚します。
ただ、これは少し考えれば分かるように
毎年10万円上がることなどありません。
そんなことしたら、定年を迎えるころには
大変な金額を会社は支払うことになります。
だから大半の会社は、5000円なり
1万円ずつあげて、30年経ったら
30万円給料が増えているように
調整しているということです。
ただ、このように言うと、
「私はもっと早く成功したいし
給料も稼ぎたい」
という人がいますが、その場合、
転職ないし起業するしかありません。
それ以外は、今の会社にいても
叶わないことは、あなたが一番
よく知っているはずです。
だからアメリカなどは、
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転職すること=スキルアップ=給料UP
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という考えが根付いてきたわけですが、
アメリカは、国家としても幸せについて
深く考えています。
というのも、先ほどの観点から見た場合、
急速な成長は不幸しか生まないとお話し
しましたが、
アメリカのGDP(国内総生産)は
総人口の成長率に合わせています。
多少、時期により変動はあっても
3〜5%前後で推移させています。
これは、人口増比率に関しても同じで
人口の受け入れを3〜5%に収めて
いるのです。
このようにすることで、急激な成長を防ぎ
途中でガス欠することを防いでいるのです。
今は、中国がかつての日本のような
勢いで成長していますが、
永遠に成長し続けることはできませんので
遅かれ早かれ、バブルの二の舞が起きます。
これは世界の動きを見れば、想像するのは
容易で、同じことが様々な国で生きている
ということです。
ただ、これは国の成長だけでなく
個人にも当てはまりますので、
一気に成長したければ、きちんと
期限を決めて行うことです。
その期限なく行えば、バス欠を起こします。